8月21日、フジテレビに対して大規模デモ。
【良かった】
・あれだけの人数が集まったにも関わらず全くといっていいほど混乱もなく完遂。素晴らしい。
・老若男女とはよく言ったもので、本当に多くの世代が各々の意思で参加していた。
・主張が明確化され、差別的表現、暴力的表現、軸のずれた政治的主張がみられなかった。
・優しい声でアナウンスされた女性の方がいた。あれは効果的に思えた。

【考えた】
・「韓国ドラマはみたくないぞ」「K-POPなんか聞きたくないぞ」というシュプレヒコール、勿論このデモの大きな主幹ではあるが、それがあまりにも大きく全面に出るとただのテレビ好きが「日本のドラマも観たいのにどうして流さないのか」という駄々をこねているだけにも聞こえかねなかった。
・シュプレヒコールの間隔が狭かったり頻度が多かったりも少し気になった。お台場に遊びにきていた一般客に対し脅威になったり、あまつさえ嫌悪感・拒絶感を与えてしまっては逆効果だと思う。
・他の団体との接触が、少し残念。そうではないのに政治的意図がある団体との関係を勘ぐられてしまいかねない。

【もう少し考えた】
・「韓日表記問題」、「国歌・国旗カット問題」、「韓国の反日教育等を報道しないこと」、「K-POPの版権がフジにあることとそれに伴うステルスマーケティングの違法性」、「日枝氏、韓国の大学から勲章授与」などの、「韓国ドラマ、K-POPばかり放送する」根源的な問題をこそ、もっと発信できればよかった。「韓国ドラマばかり流すな」だと「見なきゃいいだけじゃん」で終了、という発想に行きついてしまう。なぜ韓国ドラマばかり流されるのかが問題なのに。vsフジテレビとしては十分ではあるけれども、公道で行う以上、通りすがりの一般の多くの人も聞く、見るわけなので、可能な限り、その背景を説明できたらと。上述したが、優しい声でアナウンスされていた女性の方がいたが、ああいう調子で、遊びにきている客らに向けて(実際にそちらに拡声器を向けるとかじゃあなくて)、優しく丁寧に分かりやすく、ことの事情をアナウンスしながら歩行、フジテレビを完全包囲して一点集中のシュプレヒコール、というのも良かったかもしれない。

・これだけ大きな運動になったとはいっても、まだまだネット民中心の活動である側面が大きいのが現実。お台場に遊びにきていた親子連れやカップルなどのいわゆるリア充からみれば、夏休み最後の日曜日に何やってんだか、と映る可能性大。実際、デモ隊周辺の沿道では応援の声や拍手も飛んでいたが、遠巻きに見る一般客らの表情にはいぶかしげなもの、険しいものも少なくはなかった。
とある計算では、キー局でのテレビの視聴率5%は約250万人が視聴している計算になるという。視聴率5%番組なんていうのはテコ入れ・打ち切り対象のお荷物番組。それでさえも250万人の視聴者がいることになる。そういう数値の中で働いている局の感性からいえば、1万人デモと言っても視聴率換算したら…1%が50万人、0.1パーセントが5万人、0.01%が5千人、なので0.02%が1万人。
これらの数値にもし信憑性があるとすれば、そりゃあ無視するだろう。この規模のデモなど。しばらく沈黙すれば継続の力を失って失速し、やがて沈静化、消滅。一度沈静化してしまえばなんとでもコントロールできると考えてもおかしくない。不人気番組の支持率(視聴率)をベースにしてもこうなのだから、何もわざわざデモに対応する必要もない…。
思うのは、それも一つの現実だろうと。どんなに俺たちが頑張っても熱くなっても、実際問題、まだまだ少数派であることは認めなくてはならない。それでも尚、戦う意思があるのなら、しっかりとした目的意識を確立させるべきだろうと。
フジテレビの免許はく奪、そこが到達できれば素晴らしいとは思うが、政治家から広告代理店から他国まで抱きこんでいる(抱きこまれてもいるが)テレビ局、そこに到るのは正直、不可能だろう。謝罪でさえ、引き出せるかどうか。もちろん、彼らの所業を、だから黙認するのも仕方ないと言っているのではない。それはそれで糾弾し続けるべき。それは変わらない。が、一方で、浮動票…ネットを余りやらない人々、この問題に興味のない人々、つまり上記視聴率計算の数値を借りれば視聴率5%につき250万人という番組支持者を、こちら側に引き込むことも、この運動の一つの大きな目的に成りえないだろうか。そうでなくてはいけないと思う。
今はデモ成功の昂奮、高揚感、あるいは陶酔もあるかもしれない。が、繰り返すが、現実としてまだまだこのデモはネット民のもの、リア充・一般人は興味自体持っていなかったり、好奇の目でみるか嫌悪の目で見るものの方も、まだまだ多い。今回、いわゆるネット民ではない人々が多数参加してはいたが、それでも主体はネット民であり、世間的な印象もそれだろうし、もしこのデモをマスコミが報じたとしても、恐らくはそこを突いてくるだろうし。
今回のデモはフジテレビへの抗議なので、そこまで考える必要はないのかもしれない。それでも、この運動が実を結ぶ為には考えるべき案件だと思う次第。もっとテレビ視聴者を削らなければテレビ局は痛痒を感じない。その為には、このフジをはじめとするメディアの様々なことを知らない人々を敵に回すような形にはなってはいけない。
折角のデモ成功の気分に水を差すような言いざまで申し訳ないが、「大きな声でフジテレビ前で、直接言いたいことをぶちまけてきてやったぜ!」ですっきりしてしまったら、本当に奴らの思うつぼ。いいガス抜きになって終わり。それではいけない。

最後に…主催者さま、参加者のみなさま、お疲れ様でした。
前回のお散歩から二週間、本格デモの完遂、おめでとうございます。

[PR]
by r1go | 2011-08-25 11:18 | マスコミ・メディア


<< サイキックチャンネルにローバー... 独島紛争招いた米国の日和見主義... >>