PHP 「 テレビ政治の内幕 」 八木秀次、三橋貴明 ~ 八木秀次まえがき ( P1 ~ 3 ) 抜粋
> 8月の政権交代は、あきらかにテレビがつくりだしたものに他ならない。何しろ、ワイドショーやニュースショーは麻生政権バッシングに血道をあげていた。麻生首相は自腹でホテルバ―に通ってるのにそれが気に食わないだの、漢字を読み間違えただの、カップ麺の値段を200円かそこら間違えたのは庶民感覚がないだの、本当にどうでもいい話題ばかりだけをくり返し、はやし立てまくった。 > > なのに民主党に対しては、金権政治とは無縁のクリーンな政党で、自民にかわる 「 新たな保守の受け皿 」 として視聴者が受け入れるような演出ばかりした。テレビ局が依頼するのは長島議員や松原議員といった、民主党では1割にも満たない30数名の保守派ばかりで、民主党誕生時に社会党からそのままスライドし主流を占める、社会党の最左派だった社会主義協会スタッフとその配下議員は絶対にテレビにはださない。 ← ★★★ > 民主党にとって、外国人参政権や夫婦別姓 ( と非嫡出子相続 ) は、党の基本政策に明記する程の最重要法案なのに、選挙用マニフェストにはのってないからとテレビは一切とりあげなかった。しかし早速、鳩山新首相はこの2つの 「 ヤミ法案 」 の国会提出を明言しているのだ。 > > いま、新聞を読む人の数は減ってきている。 雑誌もそうだ。インターネットの影響力はまだ限定的で6%程度といわれており、テレビの影響力は絶大である。テレビが打ち出す 「 自民 = 悪、民主 = 善 」 という図式の中で、NHKですら終日ニュースで 「 政権交代が焦点の、次の衆議院選挙では 」 と連呼する状況が続けば、多くの選挙民が民主党に投票するのは当然である。事実、テレビを観る時間が長い程、民主党支持率も高いという読売新聞の調査結果がでている。 ← ★★★ > 民主党政権は 「 テレビがつくり、テレビが維持している政権 」 なのだ。
by r1go
| 2010-06-30 10:19
| マスコミ・メディア
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