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「韓流“自己絶対正義”の心理構造」
「韓流“自己絶対正義”の心理構造」
櫻井よしこ(ジャーナリスト)/関川夏央(作家)/古田博司(筑波大学大学院教授)


 金両基さんと対談したのは97年でしたが、当時、「従軍慰安婦」問題が論じられるなかで、私は「そもそも『従軍慰安婦』という言葉そのものが、当時の文書のどこにも出てこないおかしな言い方ではないか。それに、必ずしも強制連行されたわけではない」と言って、各方面からすごくバッシングをされたんですね。そのとき、最も反日的な人と意見を言い合ったらどうか、という企画をいただき、すぐに思い浮かべたのが金両基さんだった(笑)。

実際に議論してみると、金さんは物凄く激昂するんですね。ときどき灰皿が飛んでくるかと思ったくらい。対照的に休憩時間になると、非常ににこやかになる方でもありました。私が、心したことは冷静に話すことでしたが、いま読み返してみると、もっと激しく言い返せば良かったな、と。


 読んでいると、金さんはご自分にあまり知識がないテーマ、たとえば、19世紀末ロシアの膨張圧力、日露戦争の原因や評価などのくだりがことにそうですけれど、ことさら激越な口調になられるみたいです。 


 「日中韓『靖国参拝』大論争」(文芸春秋2005年8月号)のときにも感じたのですが、韓国の人たちは都合の悪いところ、自分にとって弱いところを突かれると答えようとしない。そして、まったく別のところに話題をポンと変えて、また怒りだす。


 そうして、自分で自分を徐々に激昂させながら、涙と汗の反日に話を運んでいく傾向がありますけれど、いまだそういうテクニックは有効なのでしょうか。


 以前、呉善花さんと話していたら、「櫻井さん、あなたの話し方では絶対ダメよ」と言われました。「とにかく相手より大きな声と尊大な態度、相手より大げさな形容詞と身振り手振りで非難しないと、韓国では論争に勝てない」と(笑)。


 もうひとつ付け加えると、相手の話は聞いてはいけない。一方的に自分の言いたいことだけしゃべりまくる。
by r1go | 2010-08-27 07:54 | 社会


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